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2015.05.08

片岡鶴太郎さんがご来場しました!

大関ヶ原展にご来場された片岡鶴太郎さんに展覧会の感想をお聞きしました。

・ご覧になった感想
あっと言う間の1時間半でした。駆け足で見たんですが、本当に見ていくと3日、4日かかりますね。まずやっぱり、合戦図屏風の見事さ、素晴らしかったです。
映画のフイルムを見ているような、それと同時にどこか日本の文化、今はサブカルチャーでアニメが非常に世界的に有名ですけれども、その原型がこの合戦図屏風というものの中に確実にあるなというのを感じました。

・お好きな武将はいらっしゃいますか?
実を言いますとね、家康のファンなんですよ。ですからもう、もうたまりませんよ。
よだれ流しながら見ました。

・実際に合戦で使われた刀や武具をご覧になっていかがでしたか?
石田三成の正宗のところ2つある傷なんかも、間近に見ることができました。
一番感動したのは、家康の持っていた鉛筆ですね。鉛筆を持っていたとは。
ちょっと驚きましたね。あの鉛筆で描いてみたいと思いましたよ。

・創作活動にインスピレーション湧くようなものありましたか?
家康の書を見たのが初めてなんですよ。家康の所をしばらく見てましたね。聞くところによると関ヶ原の戦いの前にかなり家康が書状を送っていたという話はちょっと聞いていました。この戦に勝つために各武将に宛てた手紙、最終的に人の心を、敵方と思われている武将たちにも手紙で説得したり、その辺のマメさというか、用意周到さというか、こう人の心をつかみ取るっていうのが家康にはあったと思いました。最終的にこの戦を勝ちに導いたような気がしたものですから、非常に興味深く見ましたね。

・次の作品に生かせそうですか?
今は全く、あまりの凄さに圧倒されてて制作どころの騒ぎじゃないですね。もう合戦図屏風を見ちゃいますと、目をパッと動かした瞬間に人物が動くんですよね。また目をパッと動かすと図が動いていてあれだけ躍動的に表現できる画力っていうものに敬服しましたね。私も3メートル50の屏風に金魚を200匹ぐらい書いたんですけど、それでもふうふういってたのに、そんなこと言っちゃいけないなと思ってね、あの屏風を前にすると、それぐらい感動と感激と敬服を感じましたね。

・関ヶ原展にいらっしゃるお客様へのメッセージ
今、歴女も多いですし本当にこの戦の全貌もそしてまた、リアルに戦で戦った武具が沢山ありますので、必見だと思います。ぜひ足を運んでご覧いただくべき展覧会だと思います。私も感銘いたしました。